アキラのランド節

ちくってやる!! [11/29/2001]


(1) 私がニューヨークにいたときに、ある日系の店で漏れ聞いた話。デンバーの領事の公金使い込みについて、50代後半ぐらいの身なりのいい、決して綺麗ではないが、綺麗に厚化粧した女性が、店員とおしゃべりしていた。「あれは派閥にはいってないから、ばれたのよ〜〜〜」「マスコミにばれるのは、だいたいが派閥闘争に負けていて、身内からかばってもらえないからよ〜〜」と。その女性は、ニューヨークの日本領事館勤務の外交官(なのか?)の夫人だそうです。ニューヨークの駐在員のランクは、上から領事館関係、大銀行、商事会社、メーカーの順番だそうです。それ以外は問題外だそうです。ニューヨークでのテロに際した日本領事館の日本人への対応が批判されていたけれども、外交官にもその女房にも、公僕って意識は皆無だから、当然なんだよね。

(2) 私の大学の後輩は、かつて某有名旅行代理店の本社勤務で、霞ヶ関の官公庁担当だった。役人たちは、税金使って大挙してビジネスクラスで海外に視察旅行をする。ジャンボのビジネスクラスの席で宴会を始める。通路に座り込むは、酔っ払うわ、フライト・アテンダントの女性のお尻をなでるは、大騒ぎ。航空会社の乗務員は、役人たちに注意をしないで、添乗員の彼女に注意する。視察先のホテルに家族呼んで、そのホテル代も航空運賃代も税金を使う。ああいった役人たちの傍若無人な税金の浪費は、一般国民の想像をはるかに超えているそうだ。空恐ろしいほど無茶苦茶だそうだ。私の後輩は、つくづくそんな連中にサーヴィスするのがいやになって、旅行代理店をやめた。田中真紀子外相を、支持するべきだ。

(3) 国立大学教員のセクハラは、強姦までしても、なんで解雇されないの。なんで公立の小学校や中学校や高校の猥褻教員は解雇されないの。学生や生徒の親=納税者は、税金で雇っている教員に子供を好きにされるわけか。なんで税金で、犯罪者や変質者を飼育しないとあかんの。刑務所か、この世界は(そうかも)。私立大学なんて、メイルや電話で何度かしつこく誘っただけでも解雇だぞ。文部省に抗議メイルを!!

(4) 昔、働いていた名古屋市内のプロテスタント系女子大の短大部の文科英文専攻というところでは、Listening Comprehension Training やVocabulary Buildingや、Compositionなどの実用英語系クラス以外の役にもたたん英米文学購読とか、英米文学概論とか、そういう類の伝統的英文科目は、ジジイやババアの独占であった。その理由が「我々は、文学研究者なので語学訓練のクラスはできない」というものだった。しかし、「研究」などしていないのだった。本はみな研究費で購入し私費で買うことがない連中だった。パソコンを公費で買って使いこなせなかった。読書の習慣(新聞や週刊誌や総合雑誌を読むことは読書には入らない)など最初からないようだった。ゼミの内容も毎年同じで、担当科目も毎年同じで、その内容も20年も30年も変わらないのだった。黄ばんだ、もうバラバラになりかけている大昔のノートをコピーしながら使っていた英文学史の担当教授にとってのイギリスは、第二次世界大戦前で終わっていた。英語史の担当教授は、Beowulfという8世紀頃の英国英雄叙事詩だけ一年間やったそうだ。そいつらは、学生が留学したいから推薦状を書いてくれと依頼すると、面倒くさがって、自分で書いて持って来い、そこに署名するからと言ったそうだ。教育サーヴィス労働者であるという自覚が全くないな。私は教えたこともない学生の推薦状を書く羽目になったことが、たびたびあった。あいつら、みな、クリスチャンだったぞ。