アキラのランド節

霊能者に聞きました [8/1/2005]


ここ数ヶ月ほど(いや、去年ぐらいからかな)、本気で大学を辞めたいと思っていて、秋になるとゼミ生の募集があるが、来年度末2007年3月で辞職となると、ゼミの2年間を担当できないから、遅くとも来月の9月には学部長に申し出ないといけないなあ〜とかいろいろ考えていた。

そんなときに、友人から、ある霊能者の方に霊視をしてもらった体験を聞いた。アポイントメントを取った時間にその方に電話をかけると、悩みに回答してくださるそうである。電話だけでいいんだそうだ。会う必要はないんだって。謝礼は、30分5000円で、1時間10000円だそうだ。後で口座に振り込めばいいんだって。便利じゃないの。

じゃあ、私も霊視してもらおうか、詐欺かもしれんが、いいじゃないの、私は本気で迷っているんだから、人生最大の岐路に立っているんだから、哂わば哂え、と思って、アポイントメントをとって7月29日の夜10時から11時まで霊視してもらうことになった。

あとで気がついたが、金曜日の夜10時から1時間とは、『ドラゴン桜』が放映される時間帯である(ビデオ予約録画のやり方なんか知りません。マニュアルは何につけても読みません、私は)。バッカだなあ・・・よりにもよって・・・と後悔したが、いまさら、予約時間を変えるのも迷惑な話だしね。29日の夕方には、大学内で「eラーニング」の研究会があって、その後は、近くのレストランで、講師にいらした他大学の先生を囲んでの食事会があったのだが、私は時間が気になって何度も時計を見てしまった。会が解散となってから、急いで帰宅して、シャワーを浴びて、身を浄めまして、緊張して深呼吸して、夜の10時ぴったしに、その霊能者の方に電話した。

<以下、霊視開始。( )の中は、私の内心の反応です>

仕事を辞める??え、今のお仕事はフジモリさんの天職ですよ(えええ?そうなの?!)。これ以上、フジモリさんにぴったりの仕事はありません。ほんとうは、お医者さんとかが、もっと合っていたんです(それはちがうわ。理科系頭じゃないもん。血は見るのも嫌いだし。解剖なんか死んでもやりたくないわ)。御自分が勉強しながら、人を教えてゆくとか人を助けてゆくとか、そういうことがぴったりなんです(人を助ける趣味はないけどなあ)。学生さんは、当座はフジモリさんに反発しても、あとになってから、フジモリさんの言葉が効いてきます。魂に届いてしまうんです(そうとは思えん)。

フジモリさんは、もう生まれ変わりの回数がものすごく多いです。生まれ変わるたびに、同じようなことしています。一番近い過去世は、中国人の男性でした。官僚でした(信じられん。私が役人だったなんて)。なぜでしょうねえ、中国には、何度も生まれ変わっています(あ〜〜だから、中国や台湾や香港のカンフー映画とかマーシャル・アーツ映画が好きなんかなあ。始皇帝関係の映画は必ず観るしなあ。ディズニーでも『ムーラン』が一番好きだもんなあ。チャイナタウン大好きだし、中華料理も大好きだしなあ。日本の懐石料理の意味のない繊細さって、しょうもな・・・といつも思うしなあ)。

守護霊さんも、仙人みたいな男性です(なんだ、それ?)。フジモリさんは、その守護霊さんの言うとおりに素直に生きてきました。今までの人生でも無理はなくて、災難にもあっていないはずです(はい。平々凡々平穏な日々でした)。その守護霊さんとフジモリさんは、ほとんど一体化しています(男の守護霊か〜〜だから、ウインドウ・ショッピングでもメンズ・ショップばかり眺めているのかなあ。女性用は、無駄な装飾が多くて嫌いなんだ)。

大学辞めたりしたら、病気になりますよ。フジモリさんは、自分では意識していませんが、ものすごくエネルギーが強くて大きくて激しいです。だから、社会に出て、どんどんエネルギーを発散していかないと、その激しいエネルギーが自分を攻撃して病気になります。忙しくて、丁度いいです。

フジモリさんは40歳から60歳まで大運天中殺です(知ってるよ〜四柱推命とか算命占術は、私も知っている)から、20年間天中殺ですから、ほんとはかなり運が停滞するはずなんですが、けっこう平気で健康にやっていられるのは、そのエネルギーが大きいからです。なんで大きいかといえば、過去世で人を助けてきた徳が蓄積されているからです。今までだって、フジモリさんは、他人を助けてきたはずです(な、ことはない。記憶にない)。過去世の徳分は、今世では使い切れないぐらい多いです(信じられん)。感謝してください(だって、そのわりには楽ではないよ〜しんどいよ〜〜)。

だいたい、本来、教師をやめようなんて絶対に思わないはずなのに、そういう迷いが出るのは、フジモリさんのお勤めしているところが、一見平穏ですが、内実はいろんな葛藤と対立がうずまいている、エネルギーの衝突がすごいところ(かなあ?)だから、そのマイナス・エネルギーの影響を受けています(神社のお札でも研究室にはっておこうかな)。

それから、同僚の方で、フジモリさんの過去世の中国でフジモリさんとライバル関係にあった人がいるんです。はい、同じ官僚でした。過去世でも同僚だったのです。その人は男性です(心あたりないなあ・・・あるはずないよな)。その人が、過去世と同じく、フジモリさんに敵対感情を抱いています(私を嫌いな奴は多いよ、当然)。その男性が発するマイナス・エネルギーからも影響を受けています。だから辞めたくなるのです。でも、過去世でもそうでしたが、フジモリさんは、その男性を問題にしていませんので、その男性が誰かは、わからないでしょう(はい、わかりません)。その男性は、かなり政治的に動く人です(そういう奴は多いからなあ)。でも、このことは特に気にする必要はありません。フジモリさんの方がエネルギーが強いので、基本的には大丈夫です。

今のお勤め先はフジモリさんに、よく合っています(あたり。みんな言いたいこと言っている骨太なところ。あ、先日の教授会で、とうとう英語英米文学科は廃科と決まった。かなり私も頑張ったのだけどなあ・・・怒鳴りあったのになあ・・・喧嘩ならば外でやってくれとアメリカ人教授が発言したなあ・・・お前こそ、英語英米文学科のメンバーのくせに、なんで廃科賛成側についたんだ?14名のうち、たった4名しか存続のために頑張らなかったなんて、どういう科だ??消えて当然だ。お前らのことなんか、もう知らん)。

フジモリさん、何を悩むことがあるでしょうか?現在の状態だって、かなり幸せですよ(はい、わかっています・・・)。狭い道なんか歩いていません。けっこう広い道を歩いています。望んだことは全部実現してきたでしょう。これからも、実現します。ただし、ほんとうに今までの勉強の蓄積が花開くのは60歳以降です(うわあ・・・還暦過ぎてからああ??)。それまでは、なかなか、御本人はすっきりしないでしょう。今は、広い道でも、アーケード街を歩いているようなもんで、屋根があるんですね。でも、60歳以降は、大空が見えて景色が広がっているような、もっと広い道を歩けるようになります(へ〜〜うまいこと言うなあ)。

フジモリさんはすっごく長生きします。90歳は確実です(げっ!)。いやあ、100歳ぐらいは行くかもしれません(げげげっ!!双子でもないのに「きんさん・ぎんさん」かよ。冗談じゃないよ)。大きな病気もせずに、長生きします(うわあ・・・敬老精神がないことを自慢なんかしてるから、そういうはめになるんかな?)。

フジモリさんは、教師的な仕事を、年をとってもしていくのですが、教える対象の幅が広くなります。お年寄りから若い人まで、幅広くなります。定年後が長いですから、今から、何をするか計画して準備しておいてください(ええ〜〜?!私は人生の半分しか、まだ生きてきていないのか?まいったなあ!)。死ぬまで、エネルギーを発散できる仕事をし続けないと、病気になりますから、どんどん発散してください。だいたい、今この段階で迷いがあるのは、持っているエネルギー量の6割しか使っていないからです。中途半端なんです。もっともっと、いろんなことをしてください。まだまだ足りません。せめて8割ぐらいはエネルギーを使いましょう(くたびれてるのになあ・・・もう・・・)。そうすれば、かえって疲れとか迷いが出なくなります(なるほど)。

ほとんどの方は、霊視すれば、その方のそばにお子さんとか親御さんとかの家族とか、お友達とか見えるんですが、フジモリさんのそばには誰もいません(・・・・)。どなたも見えません(・・・・)。そういう孤独な状態が、フジモリさんには普通の状態で苦にならないし、あたりまえなんです。社会に出るとガンガンと発散するけれど、ひとりのときは好きに勉強しています。人といっしょにいるよりも、新しい知識を吸収する方が楽しいんですね、心が休まるんですね(はい、そうです)。

フジモリさんは、概して目上の方や、かなり年下とは、うまくいきますが、同年輩とはうまくいきません。エネルギーが強くて反発されます。敵視されやすいです。でも、フジモリさんは気にしません。自分自身の設定している目標がものすごく高いので、他人と競争していません。他人は関係ないのです。自分の中の目標と競争しています(あたり。しかし生意気なやっちゃ)。だから、他人から見れば、けっこううまくやっているのに、御自分では全く満足していません。こんなのは、あたりまえのことだと思っています(あたり)。

お子さんがいなくて、大阪には単身赴任で、ご主人とは半別居状態というのは、フジモリさんにとっては理想的です(・・・・)。フジモリさんは、御自分では何も言わなくても、しなくても、エネルギーが強いので、いっしょに暮らしている人を威圧してしまいますから、その方がいいのです(・・・・)。いっしょにいると、ぶつかります。家族の方が、フジモリさんが何かするわけでもないのに、フジモリさんに引きずられるので、葛藤が生まれます(そうかもなあ・・・そういえば親も妹も、私にはよくわからんことで私に怒っていたなあ)。今の状態がベストです(なんかなあ・・・漂白の人生みたい・・・)。

フジモリさんとお話するのは楽です。私にとっては、とても楽です。愉しいです。なぜならば、フジモリさんには、過去世からの霊的障害もありませんし、ご先祖からの霊的障害もありませんから。過去世でも、特に悪いことしていないし、先祖の方々も悪いことはしていませんから。霊視を依頼してくる方々は、ほんとうに霊的障害の重い方が多くて、電話で話していても、その方の声を聞いただけでも、私は気分が悪くなったり、息苦しくなったりします(へ〜〜電話だけで??)。でも、フジモリさんは霊的にキレイです。フジモリさんは、過去世で生まれ変わるたびに、ほんとうに努力なさってきました。その蓄積があるから、現世でも守られているのです(おおお〜〜そうであるか)。

ご先祖様に感謝してくださいね(お墓参りはしていますし、お寺の銀行口座に毎月お布施をオンラインで振り込んでいます)。ご先祖のなかには、人様のために私財を投げ打って橋を作るとかした方がおられます(信じられん)。その他に徳の高い4人か5人の先祖の方々の徳分を、フジモリさんは受け取っています(で、この程度かいな)。なぜかといえば、フジモリさんのご実家の家系は、お父様の方の家系のことですが、フジモリさんで終わりますから(確かに、父方のいとこは女ばっかりで他家に嫁に行っているし、唯一の男のいとこである父の弟の息子は子どもがいないし、ついでに、いかにも影が薄い。あいつは早く死ぬだろうな・・・でも、なんで私で終わるのか?なんで私か?私って残務処理担当?敗戦処理班とか?<劇団ひとり>みたいだな)。

亡くなったお母様が霊界から、フジモリさんをコントロールしています(げっ)。御自分がしたくてもできなかったことを、フジモリさんに実現してもらいたいんです(自分で、さっさと生まれ変わって、生き直せっつーの!)。お母様にも感謝してください(はいはい。今度のお盆には母の好きだったライチーの実をお供えします。タイ産2キロで7800円を、8月10日到着で、この前ネットで予約したばかりだよん)。

気をつけたほうがいいことは、御自分が細かいことは気にしない人なので、うじうじ考えてしまう人の気持ちがわからないところです。もう少し、どろどろした感情も考えてください(・・・・)。気さくに見えて、ものすごく気位が高いですから、「あんたみたいなのは相手にしない」という姿勢が、けっこう外に出てしまっています(あ、そうかも)。正直なので何でも言ってしまうので、発言は、7割ぐらいに抑えてください(あ、あたり)。そこだけは、直してください(はい・・・)。

自分では普通のつもりでも、他人から見たら態度はでかいです。でも、それはしかたないです。過去世は中国の官僚でしたから(信じられんっつーの!)。他の過去世でも、似たような状態でしたから、どうしてもそうなりやすいです。努力して勉強して偉くなった人ばかりです(ならば、なんで今世の私はアホなんだ?でも、態度が大きいのは確かなようだ。ほら、私のいる業界って学歴命!みたいなところでしょう、だから、たかが南山出のくせに、何だその態度は・・・と、前の勤務先の名古屋のキリスト教系女子大で、10歳くらい年上の男の同僚にヒステリックになじられたことがある。女に怒鳴られたくらいで、涙なんかウルウル浮かべやがって、ほんとに情けない奴だった)。

ともかく、大学を辞めてはいけません。ちゃんとやってゆけます。大丈夫です。あと3年ぐらいしたら、少し楽になります。なぜかといいますと、お勤め先のシステムが変わるか、お勤め先が変わるか、仕事の仕方に変化が起きるからです(お!期待しよう!桃山の理事会が特任教授制度を考案中と、噂で聞いたしなあ)。

フジモリさん・・・世の中は、努力したから報われるとは限らないのです。過去世でしてしまったことや、ご先祖様のしたことで、頭もいいし、努力もしているけれど、今世では、自分が望むようには生きていけないという人が多いのです。そういう方は想像以上に多いです。ほんとうに苦しんでいる方々は多いのです。でも、フジモリさんは、努力すれば、ちゃんと報われるのです。努力して蓄積したことを生かせる人生なのです。感謝してください。死ぬまで、100歳まで、努力していただきたいと思います。

<以上、霊視終わり>

というわけで、大学を辞めることは、きっぱり辞めました。諦めました。しんどくても、働き続けることにしました。いまさら、亭主に食わせてもらうのも、いやだしね。

親が60代で死んでいるから、私ももう残り時間は少ないのではないか?悔いのない人生を過ごすには、やりたいことを全部やるには、もう時間が足りないのではないか?大学なんかで、しょうもない会議に出たり、教師の話なんか聞いてない学生の相手をしたりするのは、時間の無駄ではないか?できのいい学生は、教師なんかに関係なく伸びてゆくもんだし。私には教師としての力量も技術も足りない。だから、今のうちに、辞めたほうがいいのではないか、みっともないことになる前に・・・・と、いろいろいろいろ思っていたのだが・・・・あなた、100歳まで生きるのならば、話は違ってきますよ。

100歳ですよ・・・・地震が起きようが、温暖化で洪水になろうが、食糧危機になろうが、100歳ですよ・・・・21世紀の真ん中あたりまで生きるのですよ・・・・

それならば焦らなくてもいいではないですか。ロシア語も中国語も勉強できる(私は、大陸が好きなのだ。帝国が好きなのだ。だから、英語と中国語とロシア語には関心がある)ではないですか。じっくりしつこく働いて働いて、お金貯めて、ほんとうに「アイン・ランド研究所」を設立できるかもしれない。ひょっとしたら、ランドの著作のほとんどを翻訳できるかもしれない。

そうか、私は30歳ぐらいまでボンヤリしていて、なんも勉強しなかった馬鹿なのであるが、それが私の唯一の「悔い」なのであったが、そうか、100歳まで生きるのならば、30歳まで遊んでいてよかったのだ。あの怠惰なお馬鹿な日々があったから、おかげで、口で言うほどには若い子に腹もたたんし。うちの学生だって、昔の私よりは、はるかに、ましだ。私なんか、大学の授業なんか欠席ばかりだったから、大学の講義なんて、なんも心に残っていないよ。

霊視があたるか、あたらないか、それは、どうでもいいです。詐欺でもいいです。

ともかく、霊能者さんに感謝いたします。ありがとうございました。すっきりきっぱり覚悟ができました。もう愚痴は言いません。

それにしても、100歳まで努力か・・・極度のババアになっても休めないのか・・・いくら、守護霊さんが強力でも、過去世で善行を積んでいても、先祖に徳のある人がいても、どっちみち人生は楽ではないのだ。金輪際、もう生まれ変わらなくてもいいぐらいに、「もう、あんた人間卒業していいからね。天使入学してもよろしい!」と、神様から許可が出るまで、あと、どれくらい生まれ変わらなければならないんだろうか?私の性格では、世界への好奇心に負けて、やっぱりまた性懲りもなく、生まれてきてしまうんだろうな。

さて、春学期の成績報告書を出したら、ひさしぶりに名古屋に帰ったら、ひさしぶりに映画を観に行こう。『ダディ、フライ、ダディ』(駄目な気弱なおとうちゃんが娘に暴力振るった男と戦うんだ、ほんとうに素手で戦うんだ。訓練して。泣かせる)と『妖怪大戦争』(妖怪って、つまりは妖精のことですから・・・一字違いでなんという扱いの差・・・)と『亡国のイージス』(原作読んだときは、最後に泣いたなあ・・・)は見逃せないな。その前に、ああ・・・総数340枚の答案用紙の採点でっせ・・・