アキラのランド節

やっぱり悪口雑言毒舌はやめられない。 [08/08/2006]


春学期の仕事すべてすませて、やっと名古屋に帰って数日が経過しました。まだ、へばってはおりますが。8月21日から29日まで、またロシアに行ってきます。ロシアから帰ってきたら、9月の10日から16日まで中国に行ってきます。

なんで中国か?アメリカと中国の代理戦をやらされるべく、日本が中国と敵対的になるようにドンドン仕組まれつつあるそうだから、早いとこ行っておかねば・・・と言うような理由ではなく、ただ行きたいだけです。去年、仕事辞めようかと悩んでいたときに相談させていただいた霊能者の方に、私の前世は中国人の官僚と聞いたから、前世の懐かしき土地に立ち、空を仰ぎ、風に吹かれたいだけ。

今日からロシア旅行までは、資料読みと論文作成に集中します。知識を吸収しまくり、動きの悪い脳を無理やり動かし、脳から何やら搾り出し、文章に変換していくという作業は、馬鹿な私にとっては、無茶苦茶に面倒くさくて、きつい。このきつさを経験すると、ほんと、他のことなんか、な〜〜んも気にならなくなります。瑣末なことを気にしやすい方は、論文なるものを書くといいですよ。ほんと。

今日は、毒舌を全開させていただきます。脳に膜がかかった冴えない春学期は、ついつい「いい人」やってしまいました。たまにはいいよな。10年に1度くらいはさ、「いい人ぶりっこ期間」というのも。春学期が終ってみると、無性に無性に、無茶苦茶に悪口雑言たれ流したくなりました。だから、今日はそうさせていただきます。「人柄のいい方」「心の優しい方」「優等生の方」「似非クリスチャンの方」は、決して読まないでください。

<悪口雑言1>

勉強しないで、本読まないで、世間の人々は、いったいどうやって死ぬまでの時間をつぶすことができるんだろうか??不思議だ。雑誌は読むところないし。あ、私は新聞は取っていないんで、新聞が面白いかどうかは知りません。テレビ大好き人間の私でさえ、リモコン押しまくっても、全然面白い番組に会えないんで、しかたないから教育テレビの「地学」とか「高校数学」とか眺めています。やはり、最後に残るのは、NHKなんかなああ。あ、今日は火曜日だから、阿部寛と夏川結衣の『結婚できない男』やるな。忘れないようにしよう。阿部君が扮する偏屈な建築家のモデルって、ほんとは『水源』のハワード・ロークなんじゃないないの?という妄想にふける私。

ところで、何年か前の夏に、関西地方の街で、花火大会で人が集まりすぎて、橋がぶっ壊れて何人かが、特に小さなお子さんが、押しつぶされて死んだとかの悲惨な事件があったが、そのときの私が正直に感じたことは、はっきり言うと以下のものだった。

「花火なんか見て楽しくて暇がつぶれる程度の人間ならば、死んだってどうってことないだろーが。その程度ならば、生きてようが死んでいようが同じだろーが。だいたい、大事な子どもを、そんなしょうもないところに連れて行く無用心な親の気が知れんわ。親が、その程度のもんだから、子どもがそんな悲惨な目にあうんじゃ。花火なんか、ダラダラ見に行こうという隙だらけの油断だらけの怠惰なしょうもない、人生をなめた根性だから、そういう悲惨な目にあうんじゃ。そりゃ、幼い子どもは猿みたいなもんだから、じっとはしていられないだろうから、どこかに連れ出さないとすまないだろうけど、有象無象の連中がやいのやいの集まる場所なんか、ばい菌、雑菌、ウイルス、痴漢、変態、スリ、かっぱらいと、ろくなもんじゃないわ。連れて行く場所を選べよ。頭使えよ。お前らみたいな奴の子どもに生まれたから、たかが花火見物のせいで、死ぬ羽目になったんじゃ、せっかくの可愛い盛りの子どもが。だいたい、いまどきの警察が、そんな一般ピープルの警備なんか本気で責任持つか。公務員だぞ。役人だぞ。考えなくても、わかるだろーが。花火なんかで暇つぶしするしか能がない人間なんか、どうされてもしかたないんじゃ。グダグダと凡人がウジャウジャ集まるような場所の危険と禍々しさに無頓着な奴らなんか、黙って災難に巻き込まれてろ!」

すみません・・・・だって、ほんとうに私はこう感じてしまったんだから、しかたないんですよ。心無い?無神経?思いやりがない?そんなの言われなくたって、わかってるって。だけど、私の言うことのほうに、理とリアリティがあると思うけどね。

先日も、8時近くまで研究室で仕事して、勤務先の近所に借りているマンションの部屋に帰ったら、やたらマンションが騒がしかった。花火とかで、玄関のドアの外の通路の柵んとこに、みんな集まって、空を見上げている。おじいちゃんもおばあちゃんも、ママもパパも、ガキも。あんなもんで、みんな楽しいと思えるのか。富田林で打ち上げられている花火なんかが、楽しいのか。あんな死ぬほど退屈な花火が、楽しいのか。あんたら、もっともっと、人生に対して求めたほうがいいよ。人生を愛したほうがいいよ。孫と花火なんか見る老後なんか、しょうもないだろ。孫のアタマを張り飛ばして、邪魔だと蹴飛ばして、好きにガンガン走って、ぶっ倒れて死んでしまう老後こそが、「人間」としてふさわしい。

「今日の水死者12人」とか、テレビのニュースが言っているのを聴くと、「だいたい水遊びなんて危険なもんじゃ。河とか海とか山とか危険なもんじゃ。まったく平和ボケして、日本人は生きることをなめてるんだな。危険と隣りあわせが、人間の人生じゃ!」と、私は心の中で、ブツクサ言うんであります。ひねくれてるって?別に、それでいいけど?私は、無用心にも水をなめて、うっかり水死なんかして、人様に迷惑かけたくないだけだよ。

<悪口雑言2>

デキがすこぶるいいし美人だから(これは関係ないか)、偏差値高某大学への編入をすすめて、本人もその気になって勉強し始めた女子学生が、急に編入試験の勉強をやめてしまった。かわりにダイエットに勤しみ始めた。「この大学やはり好きだから・・・」とかナントカ言っちゃってさ。そりゃ、桃山学院大学は楽しい明るい大学だわさ。でも、あなたが泳ぐには狭い。鯨が水槽で泳げるか?真相は、なんとボーイ・フレンドができちゃって、別の大学に行く気をなくしたってことらしかった。まったく、もう・・・

あのね〜〜あなたのそのイケメンのボーイ・フレンドってさあ、いい子だけどさ、あなたが自分の可能性に挑戦することを、わざわざやめるほどの、もんじゃないよ。19歳や20歳の男の子で、お肌サラサラ、髪の毛サラサラのお行儀いい子犬みたいな可愛い爽やかな男の子は、すぐに老けて貧相になるぞ。そんな年頃の男の子なんか、悪態ついて、プライドばかり高い悪ガキで、女の子は大好きだけど、でもいちいち相手にするのは面倒くさくて邪魔でしかたない!みたいに思っている自分勝手な元気の良すぎるような、いつも突っ走っているみたいな、身の程知らずの夢を見ているような、制御不能な男の子ぐらいで、ちょうどいいんだって。

あなたさあ、どうせ好きになるのならば、心も脳も体力もガンガン働かせなきゃ対処できないような男にしときなさいよ。そいつのために痩せるな!あなたのグラマラスで健康的にセクシーな容姿の魅力がわからないガキ男なんか相手にするなっ!

結果なんかどうでもいいんで、ともかく、どうせするならば、自分を変えるような恋愛をしなさいよ!終ったあとに、「モトは取れたな!」と思えるような恋愛をしなさいよ!ガラガラと危険にも内部崩壊するような、狭い狭い鎖国状態だった自分を開国せざるをえないような(必ずしも開脚はしなくていいからさ)、そういう濃度の高い、アドレナリンとドーパミンを交互に分泌しっぱなしみたいな恋愛しなさいよ!数年そういう状態の中で、もがいてこそ、女の子は、だんだん打たれ強くなり、耐性と免疫がつき、コミュニケーション能力もつき、言うべきことと黙っているべきことの識別能力もついてくるんだからさあ。

うちの妹がさあ、結婚する前にさあ、私、妹に言ったんだよね。「あんたは専業主婦希望だよね。ね?そうだよね?でさあ、あんたが結婚しようとしている男の人は、あんたと2時間以上しゃべっていても飽きないんだよね?ね?そうだよね?ねえ、あんたと2時間しゃべっていて面白いという男が、女房子ども抱えてこの世の中を勝ち抜いて行けるんだろうか?ねえ?そういう能力がないからこそ、あんたと2時間しゃべっていても、飽きないんじゃないの?アタマの切れるたくましい男だったら、絶対飽きるでしょうーが、あんたと話していれば。あのねえ、恋愛結婚というのはねえ、自分で食っていく能力がある女だけができる贅沢なの。専業主婦希望の女の子は、好きだから、楽しいから、ラクチンだからって理由で結婚できないの。わかる〜〜?」って。

まあ、私の助言などいっさい無視して、妹は、彼女と2時間話していても飽きないらしい奇特な気のいい優しい、とってもいい男性と結婚した。その後、妹が亭主に関する愚痴を言ったとき、いっさい私は相手にしなかった。「自分で選んだんだから、最初からわかっていたことなのだから、いまさら文句言ってもしかたないよ。離婚して自活する気がないのならば、亭主を全肯定して生きていくしかない」って。ほんと、女って、甘いよな。あんたを幸福にするのは、あんた自身の仕事で、亭主の仕事じゃないよ。あんたの亭主は、あんたと結婚したことで、社会福祉に十分すぎるほど貢献している。あの若き日に、姉の忠告を真剣に考慮しなかった自分の甘さを責めろよ。

いや〜振り返ってみるとねえ・・・女の人生で、本気で好きになれる(そいつを確信犯的に全肯定することを意思的に選んでしまえる)男なんて、めったに会わない。だいたいが、心も脳もまともで、生理的に気持ち悪くなくて、容姿が好みで、声も好み(声って大きいポイントよね〜〜美声だからいいってもんじゃないから、不思議よね〜〜)って奴だけでも、10人も出てこない。ほんとだって。私は、ちゃんと数えてきたんだから。ぶっちゃけて言うと、私なんて今までに5人もいなかった。まあ、私は忘れっぽいから(初恋の人が誰だったかなんか覚えてないもんね)、もうちょっといたかもしれないが。

ともかく、あなたとあのイケメンちゃんの仲がぶっ壊れたら、お祝いしてあげるから、忘れずに教えてね。ともかく、ランド・クルーザーと自転車(それも折りたたみ式の)は、いっしょに走れない。お節介だって?あ、他の学生さんにも言われたよ、「センセイの特徴は異常なるお節介」だって。異常なるお節介ではなく、愛と言ってね、愛と。ほほほ。

<悪口雑言3>

いや〜〜もう!!前に「中村敦夫さん」で懲りているんだから、憧れの俳優さんというのには、絶対に会ってはいけないとわかっていたのにさあ・・・また、やってしまった。7月の終わり頃の日曜日に、たまたまその前の金曜日に昔の教え子と会う約束があったので名古屋に帰っていたから、『ゆれる』っていう日本映画を観に行った。主演のひとりの香川照之さんと、この映画の原作&脚本&監督の女性が舞台挨拶するっていうネット情報を掴んだので、伏見(という繁華街が名古屋にはある)のミリオン座(という老舗の映画館が名古屋にはある)までタクシー飛ばして行った。いそいそと・・・

やっぱり、会わないほうがよかったです・・・・

香川さんって、東大まで出ながら、私の大好きな天才歌舞伎俳優の市川猿之助さん(私が、舞台の役者さんの演技によって、細胞が活性化されるような励ましを得たなんて体験をしたのは、この方の舞台を観たときだけだった!)のDNAまで持っていながら、なんで、「しょうもない日本の小賢しい小利口な軽い俳優」さんのふりをなさっておられたのでしょうか?あれって、世を忍ぶ仮の姿なのでしょうか?たまたまあの日曜日の午後は、お疲れだったのでしょうか?

No More実物。今後、絶対に忘れないでおこう。No More実物。過ちは繰り返しません。たとえチ・ジニさん(『チャングムの誓い』のミン・ジョンホ役の美男さんね)の本物を見るチャンスがあっても、絶対に回避しようと、心に堅く堅く誓いつつ、空しく帰宅した日曜日の昼下がりでありました。

それはさておいて、アタマに来たのがこの『ゆれる』って映画だった。ノベライズされた本が売っていたから、これも読んでみたけど、やはりアタマに来た。まあ、映画よりは、細かな心理描写もあったから、ましだったが。この映画は、ヒットしているそうだけど、なんか賞も取りそうとかいう話らしいが、もしこの映画がほんとうにヒットしているとしたら、もうさっさと日本なんか滅びていいわ。私は生き残るけど。

内容はこうだ。オダギリ・ジョー扮する東京でちょっと成功しているカメラマンが、故郷の地方都市に外車で帰ってくるところから映画は始まる。多忙で出席できなかった母親の葬式だったけれども、一周忌の法要には出席しようと帰ってきたところ。実家は、父親がガソリンスタンドを営んでいて、兄(香川さん)がその店で働いている。その店には、かつてオダギリ・ジョー(扮するカメラマンね)とつきあっていた女性(知らない女優さんだったから、名前知らない)が働いている。で、弟のオダギリ・ジョーは、兄の香川さんが、その女性に好意を持っていることがすぐわかる。で、その女性も、兄とは仲が良さそうだ。で、軽く嫉妬した弟の方は、この女性を誘ってしまって、久しぶりに再会したその夜に性行為をする。

翌日は、この兄弟と女性は、ドライブがてら、近所の渓谷に遊びに行く。香川さんが扮する兄のほうは、何が弟と女性の間に起きたか気づいている。気づいていながら、やたらはしゃいだりしている。オダギリ・ジョーがつり橋を渡って行ったのを追いかけようと、女性がつり橋を渡ろうとする。それを追いかけた香川さんの兄が、女性に邪険にされる。で、カッとした兄が、この女性を突き飛ばしてしまって、女性はつり橋から落ちる。弟は、その光景を目撃してしまったのだけれども、事故だと警察に言い張る。兄は、情緒不安定になって、ガソリンスタンドの常日頃から横暴な客に切れて、暴力をふるい警察に逮捕される。で、ついベラベラと、女性をつり橋から突き落としたことを自白してしまう。弟は弁護士費用も出して、兄を無罪にしようとする。しかし、兄の方は、弟に感謝もせずに、今までの「勝手で華やかな弟の影で、父を世話しつつ地味に田舎で暮らしてきたつまらない人生」の怒りを弟にぶつける。弟もついに切れて、公判の席で、事実をしゃべってしまう。で、兄は刑務所行き。

それから何年か経って、兄は仮釈放で出所。迎えに行く気がなかった弟は、昔の家族8ミリ映画(だったかな)を偶然見て、兄への素朴な愛情がよみがえり、自分がやらかしたことの罪深さと重さに気づく(このあたりが、見ていても、よくわからない。弟の心理の変化がわからない)。「奪われていたのは兄だった」とか弟は思うのだけど、何を奪ったのか、よくわからん。兄の心の恋人とやってしまったことか?そんな程度のことが、さほどご大層なことだろーか?

ともかく、出所を迎えに行く弟。ちょうど兄は出て行ったばかり。すれ違う兄弟。まだ遠くには行っていないはずの兄を探す弟。弟はとうとうバス停で待つ兄を発見。「兄ちゃん、帰ろう!家に帰ろう!」と大声で何度も兄に呼びかける弟。その声は、激しい車の往来で聞こえない。しかし、ついに兄は、弟の姿に気がつく。兄はうっすら微笑む。そこにバスがやって来て、映画暗転、終了。その後の展開は、Nobody knows. It depends on you(audience)!

なに、これ・・・・なに、これ・・・・くっだらねえ・・・アホか。こいつら、ムチャクチャに他愛ない幼稚な兄弟だよな。人生なめてないか?

だいたい、家を出て自由に生きた弟に嫉妬している兄ってさ、自分もサッサと家を出ればそれですむことだろーが。「自分ばかりが損して・・・」なんて、ウジウジしていてもしかたない。今のところの日本は、身の回りの半径2メートルの範囲で起きる事象は、自分で決めて選んで何とかできることばかりで、長男だから故郷にとどまるべしなんていう法律はない。ほんとうにしたいことならば、親兄弟の死体を踏み越えてでも、するもんじゃないの?どうしてでも生きたい人生がないのならば、父親の奴隷やってろ。地域コミュニティに埋没してろ。自分で選んでおいて、被害者顔するなよ。

だいたい、好きな女に自分の気持ちも打ち明けずにいながら、弟がサッサと手を出してしまったから嫉妬するというのも、馬鹿じゃないの。「先着順」「早いもの勝ち」というのは、やはり理にかなっているものでして、グズグズしているほうが悪い。自分の気持ちも言えなくて、いつも安全地帯で人の顔色をうかがっているような男なんか、誰が好きになれるよ。キモイ奴だ。いくら語りたくても、どうにも語れないから、語れば相手に負担になるだけだから黙っているしかないということは、世の中にあるよ。しかし、こんなこと、黙ってウジウジしているほどのもんでもないだろ。どっちも独身なんだからさ。

この弟というのも、兄を追い詰めてしまって、昔の女を間接的に殺す羽目になって、伯父の弁護士に200万円着手金出して、兄を無罪にするために奔走するぐらいならば、最初から、薄汚いことするな。兄が好きな女とわかっているのに、一度は分かれてしまった女に手を出すな。ちゃんと東京ではもてているくせにさ。節度がないというか、軽薄もはなはだしいというか。気楽にやってしまったのならば、気楽に兄に言っちゃえばいいんだよ。「またやっちゃってさ〜〜久しぶりだったから出来心で〜〜あの子、相変わらずだったけどね〜〜」って。そうしたら、兄のほうも、「そうかあ、そういう軽い女の子はやめておこーうかな〜〜弟のお古はやっぱなあ・・・まずいよな」と諦めがついたかもしれない。

つり橋から落とされて死んだ女性も、弟が再登場して、「なんで、私はいっしょに東京にあのとき行かなかったのかしら」なんてブツクサ言っていて、だいたいが、昔できていた男の兄んとこで働いていて、その兄の自分に向けられる気持ちがわかっていながら、ぐずぐずと、その兄といっしょにガソリンスタンドで働いているって、気持ち悪くないか?そのままいったら、兄弟とできてしまうはめになるのって、気持ち悪くないか?まだ若いのに、なんという無気力で不潔で無神経な女性だろうか。あんたは、別に、旧ソ連のシベリアの強制収容所で働いているんじゃないんだからさあ、何とでもできるでしょーが。

私は、この映画の意図がさっぱり理解できなかった。なんで、こんな、しょうもない矮小で退屈な、生きることに愛のない人々を、目の前の人間に対する想像力のないアタマの悪い心無い人々を、わざわざ映画で描かなければならないのか、わからなかった。作る価値なんかあるのか、こんな映画?こんな人間たち、日本人の平均値から言っても、相当に低いレベルだと思うが?

原作&脚本&監督は、まだ30代そこそこの若い綺麗な女性だったけれども、若いのに、なんで20世紀後半の日本のクソ純文学みたいな不毛で退屈な人間関係を、いかにももったいぶった様子で描くことなんかに、関心があるんだろうか?貧血症なんだろうか?鉄分が不足してるんじゃないの?デキの悪い少女マンガの読みすぎか?

もう、日本人って、ほっておくと、こういう「やたらもったいぶってるくせに、中身スカスカで伝えたいこと皆無」を、やらかすんだよな、感情過多で、情緒過多で、無駄にやたら「感じる」ばかりで、考えないからさ、論理性ないからさ、合理性がないからさ、思想がないからさ。

まあ、好みはそれぞれだから、勝手にすればいいけれども、私にとっては、この映画の鑑賞時間の約2時間は、ほんとに浪費でありました。「このままで終るはずない・・・きっと、なんかすごい大転回があるにちがいない、こんなんで終ったら映画じゃない・・・」と思って、我慢していた「貴重なる日曜日の2時間」を返せ!ざけんな!!

なにが「ゆれる」だ。脳がゆれ過ぎて、崩れた豆腐みたいにグジャグジャになってんじゃないの?こんな馬鹿な連中、みんなまとめて、つり橋どころか、バンジージャンプで飛び降りて、そのまま地面に激突しろって。

香川さんも、商売とはいえ、自分が出演しているとはいえ、舞台挨拶で、こんな映画のヨイショしなきゃならないなんて、監督にオベンチャラ言いまくらないといけないなんて、みじめ。東大まで出て、何やってるの?東大で税金使って勉強しといて、なんで、こんな映画が評価できんの?

あれ?ひょっとして、いまどきの日本人にはこの程度のもんでいいだろ〜っていう計算から、ああいう映画が作られたのかなあ??

あああ〜〜私は、ほんとは褒めちぎりたい人間なのになあ・・・・悪口雑言毒舌なんか、これっぽっちも発言したくない人間なのになあ・・・・だって後味悪いもん。みんな、この酷暑が悪いのよね・・・