アキラのランド節

私の講演DVDが発売されます  [05/06/2012]


ちゃんと、ひんぱんに「ランド節」を更新すると、何度も宣言しておきながら、しっかり滞っている。約束を守れない私。

もう、そういう「カラ約束」は、いたしません。「狼が来た!!」を、もうやりません。この「日本アイン・ランド研究会」の更新は、不定期です! かつ、いい加減です!なぜか?主宰者が、無能だからです!言うまでもない!

もう、開き直るしかない。

来年は還暦でっせ。疲れます。週末は、ほぼ、へばっている。

4月の27日金曜日の朝に、めまいと吐き気がして、それから5月3日くらいまで、ずっと、へばっていた。4月27日、5月1日、5月2日は、出勤できなかった。

寝床の中で、目を回しながら、めまいがおさまると、ぶーたれながら、iPadを開いて、Facebookに愚痴をグチャグチャ書いているしかなかった。「Facebook友だち」のみなさんが、いろいろと慰め、遊んでくださった。ありがとうございました。

好都合にも、ゴールデンウィークに入ったので、名古屋から夫が援軍に来てくれたので、助かった。「めまいで、倒れていたわりには、痩せてない!災害備蓄用の食料を食ってばかりいたんじゃないの!冬眠中にも食っている熊か!」と、罵倒されたが。

あああ〜〜5月19日にある某政治系学会の例会での発表準備もできなかったし、作成しなければならない書類もいくつかあるのに、何もできなかった。貴重な貴重な連休を無為に過ごさざるをえなかった。

要するに、気分だけは32歳(なんで32歳か、そこんとこは追及しないで)の旺盛な精神活動に、初老のオバハンの身体能力が追いついていかない、ということよね。

ぶっちゃけて言えば、私は、すでにして、2008年の時点で、教師やるのにも情熱をなくしていた。疲弊。だけど、勤務先を変えたから、働き方も変わり、いろいろ学習しなければいけないことが多かった。その状態は、まだまだ続いている。テンションを低くしていられない日々だった。

なにしろ、福山市立大学ってのは、2011年にできたばっかりだからさ、当然のごとく、問題山積だ。「大学」を創る覚悟もなく、明確なヴィジョンもなく、なんか建てちゃいました〜〜♪というノリだ。だから、(私を含めた)他大学から移ってきた同僚たちは、唖然とするばかりだ。

「福山市立大学」というより、「福山市役所付属大学もどき」って、感じだ。狭いキャンパスに、みなぎる、はんぱない閉塞感。

このままでは、税金の無駄使いだよ〜〜〜いい大学にしようよ〜〜〜!!

銀行のシンクタンクとか、外務省の外郭団体とか、設計建築事務所とか、新聞社とか、国土交通省とか、自然科学系博物館とか、別の領域から大学教員に転身した同僚たちは、新しくできたばかりの大学の混乱状態については、よくわからなくて、よくわからないままである。ただ、「僕の出た大学とは、えらく違うなあ・・・」と首をひねっておられる。はっきり、違うんだよ!!!

ちなみに、根っからの大学教員でない方々は、良識が豊かで、無駄口をたたかなくて、気持のいい方々が多いので、それは大いに助かっております。

ともかくも、私の辞書に、「黙って我慢する」という項目はない。だから、いろいろ、「仕事」がある。ほほほ。

まあ、日本国中の大学が機能不全ではある。次の産業が立ち上がる気配が見えないと、大学にしても、具体的にどんな人材養成が必要なのかも明確にならない。今は、次の産業革命への移行期の前の、「階段の踊り場」みたいなもんだ。2020年あたりまで、この足踏みは続くだろう。日本の混迷も。

とりあえずは、語学や情報処理を含めた教養全般をしっかりやっておくしかないのだ、大学では。リベラル・アーツよ。

しかし、すっかり浸透した日本の反知性主義のために、つまりは、GHQや、GHQにくっついて敗戦直後の日本に流れてきた「ローズヴェルト政権ニューディール政策実行班左翼役人くずれ」の企画による戦後日本人クルクルパー愚民化計画が成功してしまった。教養なんて、死語と化しつつある。

公立大学の学生すら、本を読まないらしくて、図書館の貸し出し率は低い。小説なんか、読書のうちに入らないよ、読書というのは、こういうものを読むことなんだよと知らしめる場所こそ、大学なのだけれども、小説すら読まないもんな。どうしたらいいのか。

まあ、いいのか・・・いや、よくないって。馬鹿は社会の迷惑だ。教養がない奴は、ほんと、世間にも政府にも宣伝にも騙される。歴史も経済学も社会学も自然科学も、みんな必要だ!!学べ、学べ!!

と、相変わらず戦闘意欲は高いが、実際のところは、身心ともに、いろいろと老化現象が出ている。

まず、男前の学生の顔を見ても、イケメン俳優さんの顔を見ても、その若い顔の横に、30年後にそうなるであろう、冴えない中年顔の像が浮かぶ。何だよ、この現象は?

なんに対しても胸がときめかなくなった今日この頃。

あ、でも、オカネには胸がときめきます。物欲は、まだまだいっぱいです!!ははは!!よかった、よかった。

物欲はある、しかし、女性に欠かせない「綺麗でいたい〜〜情熱」が縮小しつつある。最近は、もう白髪を染めるのも面倒くさい〜〜〜もう、やめちまえ〜〜天然プラチナブロンド=総白髪で行こう〜〜〜!!という気分にもなっている。

しかし、長年のお付き合いの美容師さんが、「フジモリさん、今まで染めてきた部分をカットして、髪全体が白髪になるまで何年もかかりますよ。気長にやってゆきましょう。フジモリさんの白髪はツヤがあるから、うまくいけば、プラチナブロンド風になるかもしれません。それまで、ヘアダイせずに、ヘアマニキュアにしましょう」と、助言してくださった。

と言われても、「ヘアダイ」と「ヘアマニキュア」の区別もつかない私。何でもいいから、なにとぞ、よろしくお願いします。

ところで、この4月から、『山陽新聞』(さんようしんぶん)の「備後版」のコラム「芦田川」の執筆を、担当するようになった。

『山陽新聞』つーのは、岡山に本社があるところの中国地方の地方新聞のひとつです。

中国地方で一番購読者の多い地方新聞は、『中国新聞』です。中国地方一帯に読者がいます。『山陽新聞』は、旧備前、備中、備後地方が、主たるテリトリーです。

実は、私の亡き母の母方の祖母は、備中岡山から、はるばる岐阜は養老郡の材木問屋に嫁に来た。明治の後期のことだ。20世紀に入ってすぐの頃のことだ。

ところが、本人は、「私だけ、こんな田舎に嫁に出されて・・・妹は京都の有名なお寺に嫁ぎ、姉は宮中に上がったのに・・・私だけ、こんな田舎のこんな店に・・・」と、生涯、しつこく不満タラタラだったそうだ。ほんとかどうか知りませんが。

まあ、この母のおばあちゃん、つまり私のひいおばあちゃんというのが、堅実謙虚忍耐刻苦勉励とは正反対の、きわめて無駄口の多い人間であったことは、確かだと思う。だって、祖母も頭がおかしかったし、その祖母の長女の母も頭がおかしかったもん。ふたりとも、考えようによっては、正直でおもろい女性であったが、頭はおかしかったよ。経済観念まるっきりない人間だったし。

似てる?うん・・・お血筋ですわね。

ちなみに、岡山県人というのは、故大宅荘一氏から、「日本のユダヤ人」と言われたそうだ。知ってた?どーいうことかしらね。

それはさておき、ともかく、だから、私のDNAには、岡山あたりも関与しているのだ。『山陽新聞』さんと、ご縁ができたのも、母方の御先祖様のお導きでしょう〜〜まあ、ろくでもない御先祖とはいえ。

その『山陽新聞』備後版のコラム「芦田川」というのは、福山市内を流れる、大きな川の名前です。はっきり言って、小汚い川だ。事実だもん。

このコラムは、3名の執筆者が担当する。そのおひとりが、私が勤務する福山市立大学の前身の福山市立女子短期大学の最後の学長を10年近くお勤めになった安川悦子氏だった(あとは、某大学教授と、元検事今弁護士さん)。

その安川氏が、2012年3月31日に福山市立女子短大が閉学したのと同時に、古巣の名古屋に、元名古屋大学教授の御主人のもとにお帰りになることになった。で、次の執筆者の推薦を、新聞社から依頼された。それで、安川氏は、私を推薦してくださった。

「福山市と福山市立大学への批判以外は、何を書いてもいいのよ」と、安川氏は、おっしゃった。「あ〜〜それは、かなり難しいですね・・・」と答えたら、「じゃあ、引き受けちゃダメ」と安川氏が、おっしゃった。

私は、あわてて、「書きませんって!福山市と福山市立大学への批判なんか書きませんって! 言うだけですよ〜〜♪」と答えて、コラム執筆を、安川氏から引き継ぐことになった。

原稿料は、800字税込2500円。ひと文字(もじ)3円ですね。

そうよ、私は、ひと文字3円の女〜〜〜♪

ひと文字3円に、心をこめる!

コラムといっても、要するに、これといった記事がないときの「うめ草」ですがな。いつ掲載されるかわかんない。備後地方に、新聞に掲載すべきイヴェントが多い時は、コラムは掲載されない。超ローカル。

それでも、コラム執筆を引き受けた以上は、断固として『山陽新聞』の御贔屓(ごひいき)さんになろうと思って、私は『山陽新聞』の購読を始めた。その新聞代が月に約3600円だから、新聞購読料金以上は原稿料を稼がねば。

つまり、月に3回は掲載していただきたい。『山陽新聞』福山支局のデスクの方、私のコラムを優先的に掲載してください。お願いいたします。いっそ、コラム執筆者は、私だけにするとか・・・ははは。私って、ほんと性格悪いな。

この「ランド節」に、雑文は随分と書いてきたので、10年間以上も書いてきたので、コラム「芦田川」を書くのは、非常に楽しい。ネタは、いくらでもあるし。

ただし、「新聞」だから、ある程度は、「毒にも薬にもならない、いい子ぶりっこ風味」を加えないといけない。その点に、ちょっとだけ気を使う。

新聞に掲載されたコラムの元原稿は、3回分ぐらいずつ、この「ランド節」にコピペしちゃいます。その折には、読んでやっておくんなまし。

ところで、留守が多いので、新聞購読料金は、銀行口座からの自動引き落としでお願いしますと、取次店に依頼したら、「ゆうちょ銀行」の口座からしか引き落としできません、都市銀行には対応していません、と言われた。

ちょっとお〜〜〜信じられるううう?? あのねえ〜〜21世紀だよ〜〜〜サーヴィス業が何やっとんじゃ。だから、『中国新聞』に負けるんじゃ。備後は、まだ1970年代か。昭和が終わってねーのか。顧客の便利を考えるという発想がねーのか。アホか。

と、悪態をつきながら、本題に入る。

次の「ランド節」で、詳しく報告するが、3月24日と25日に、福島県裏磐梯高原のホテルで開催された(第3回「東京アイン・ランド読者会」)は、無事に終わった!!

ご参列のみなさま、いえ、ご出席のみなさま、ありがとうございました!!カネにもならんのに、よくぞ10名ほどの方々が、雪に埋もれた番屋の隅(名曲「石狩挽歌」!!)ではなく、まだまだ雪深かった福島は裏磐梯に集まってくださいました!!

主宰者の、佐々木一郎氏には、ほんとうに、いろいろお世話になりました。佐々木さん、ありがとうございました。

私の講演は、はっきり言って、できが悪かった。というか、できのいい講演ができたためしはないですが。体調も悪かったので、講演中は、頭がボケッとしていて、話すべきことを話さなかったり、間違えたことを口走っていたり。テンションも低かった。

しかし、主宰者の佐々木一郎さんは、その私のできの悪い講演のDVDを、果敢にも、無謀にも、物好きにも、制作なさってしまった。私は、佐々木さんのDVD製作を阻止しなかった。共犯だ〜〜〜♪

し〜〜らないよ〜〜しらないよ〜〜〜♪

しつこいが、私は来年は還暦である。胸がときめかなくなった還暦寸前である。講演内容がハチャメチャだろうが、美容院に行けなかったボサボサ頭だろうが、デブだろうが、言語不明瞭だろうが、もう、私は、どうでもいいんである。

美容院に行っても綺麗にならんもん。デブは治らないもん。アホも治らないもん。捨てばちな私。♪どうせ〜〜拾った恋だもの〜〜〜♪ 古いな。

恥をさらします。

みなさま、お気が向いたら、購入してください。

できが悪い講演だと自分で言っておきながら、自分自身は、その講演DVDの試作品を試聴もしないままに、買ってちょーらいと言い張る、この厚かましさ。これが還暦寸前の輝きです。

みなさま、製作販売する佐々木一郎さんが破産しないように、ご協力をお願いいたします。発売日は、5月20日です。収録時間2時間59分!!「3時間」としなかった、その誠実さ!!その、事実に忠実な科学精神!!

以下のサイトをクリックしてください。すでに、予約が始まっております。もう始まっているからね!!AKIRAか。
http://www.b-document.com/autores/MsFjmr201203lctrDVD.html

佐々木さんは、それはそれは、立派な宣伝文を作ってくださった。購買の申し込みフォームも、注意書きも、いたれりつくせりだ・・・うわあ・・・・すごいねえ・・・なんか、すっごい立派なDVDみたい。複数枚購入すると、割引になります。

しかし、税込&送料で、一枚4500円もする・・・・高い・・・・佐々木さんも強気だ・・・・後悔しないでね。

あとは、野となれ山となれ、天変地異となれ、核汚染となれ、大恐慌となれ、文明崩壊となれ。そのあとに、新しい文明よ、立ち上がれ、東経135度線上に!って、何を言っているのか、わかりませんが。

こうやって、ますます、フジモリは無神経になっていく。羞恥心を忘れていく。

Bolder and bolder as I get older/ I’ll do as I choose...what’s there to lose? 「歳をとるほど、どんどん大胆になるわ/ 好きなことをやるのよ / 失う何があるというの?」という詩が、あったな。作者は、誰だったっけ?

そう、アストラ・ブローグ(Astra Blaug:1927-)だ。アメリカのフェミニスト詩人だ。訳者は、名古屋大学のOGで、椙山女学園大学で英文学を教えていらした岡田宏子氏だった。この詩を教えて下さったのが、安川悦子氏だった。

この詩にメロディをつけて、コンサートで歌ってきたソプラノの声楽家がおられる。その方、平本弘子氏は、今は、私の同僚でもある(福山市立大学には教育学部があるので、音楽の授業もある)。平本氏は、日本の歌曲を伝える音楽啓蒙活動を、お弟子さんたちとともに、福山でなさっておられる。チャリティコンサートを開いて、その売り上げで、東日本大震災の災害地にグランド・ピアノを2台寄付なさった。すごい。

この詩と歌曲に、ご興味のおありになる方は、『歌曲集  歳をとるほど大胆になるわ』(カワイ出版、2010)をご覧ください。平本弘子氏の歌唱のCDもついています。それは、素晴らしいお声です。

何の話だったか。なんでもいいわい。

今は醜いアヒルの子でも、いつか飛ぶんだ大空を、白鳥になって・・・と思いつつ、はや幾年(いくとせ)。でも今は、アヒルが、なんで悪いんじゃ・・・白鳥は食えんが、アヒルは美味い・・・と、思う。もう、そう思うしかない。北京ダック〜〜〜♪

みなさま、私の講演DVDが、初めて発売されます!よろしくお願い申し上げます!