アキラのランド節 |
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人生のハイライト [11/03/2014]
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うううう〜〜2ヶ月ぶりの「ランド節」である。 忙しかった。忙しかった。クタクタだ。ヨレヨレだ。 生活費獲得労働も忙しかった。論文の締め切りもあった。どこかの学会の研究発表会に入りこんで、これはと思うテーマの発表も聴きに行った。他にもいろいろ忙しかった。 何よりも、いつもいつも好奇心にひきずられて忙しい。私の欲望は、「知りたい!!全部知りたい!!この世界の仕組みを知りたい!!」なのだ。 しかし、私は頭が悪い。記憶力もない。3歩前進すると忘れる鳥頭である。だから、「お!」と思う本に出会っても一度読んだくらいでは脳に入らない。 だから、これはと思う論文や本は、連続して何度も何度も読む。愚鈍に 一途に何度でも読む。だから忙しい。時間はいくらあっても足りない。 今のところ、第3回目に読んでいるのは、この本だ!!副島隆彦氏の新刊『官製相場の暴落が始まる』(祥伝社、2014)だ。Econo-Globalists シリーズの第17弾だ。 私は経済学も金融も全く何も知らないままに、このシリーズを、2001年から読むことで勉強させていただいている。 この本が出版される前の10月31日に、日本銀行(Bank of Japan:BOJ)が、さらにさらに量的質的に金融緩和して、マネタリーべースを従来の60兆円や70兆円から、80兆円にするって発表した。 そうやって、日本人に根づいてしまっている「デフレ・マインド」を是正するんだそーだ。 「デフレ・マインド」って何だ?貧乏くさく守りに入っちゃうこと? 日本銀行が通貨を膨張させるってことは、(半官半民の)日本銀行が民間銀行にいっぱいカネを貸すってことで、そうなると民間銀行がカネをいっぱいに企業や個人に貸すってことで、そのカネで事業したり、株を買ったりして、株価が上がるってことなんかしらね?外国人も金利の低い日本円を買ってくれるってことかしらね? いまだによくわからん経済の仕組み。金融の仕組み。ほんとに脳タリンな私。 11月1日には、「年金積立金管理運用独立行政法人」(Government Pension Investment Fund: GPIF)が、130兆円の積立金の運用のために、国内株式に投資する率を増やします〜〜外国の株式にも外債にも投資します〜〜内債への投資は減らします〜〜と発表した。 ちょっと、なにこれ?年金積立金を運用するってさあ・・・プロでも失敗が普通の運用なんか、ド素人の役人(あがり)にできるわけない。かつて、「グリーンピア」によって何兆円(それだけかなあ??)かが消えた(=横領された)年金原資は、さらに減る。こんなことしていいのか?? いいわけないっしょ。これ「禁じ手」でしょう〜〜〜 と、この憤懣をFacebookに投稿したら、Facebook友だちの元同僚の桃山学院大学教授の松村昌廣氏が、以下のようにコメントしてくださった。 このコメントの掲載の許可を松村氏から得ていない。しかし、常日頃より、松村氏は、「研究者の意見は公共財産ですよ」と言っている。だから、「公共財産」として、黙って掲載だ!! はっははは。 <転載開始>「要するに、年金は当てにせず、自分の老後の資金は自分で面倒をみなさいということです。政府=財務省の戦略は、公的債務を減額するのに、多額の増税は政治的に無理だから(消費税10%では「焼け石に水」)、政府主導の金融資産バブルを起こして、保有する資産(土地、株券)を高値で売り抜けることで公的債務を圧縮しようとしているのです。日本政府は世界で最大の資産を有しています(総額で1000兆円を超えた借金を抱えていますが、資産を差し引くと350〜400兆円ほどで、GDPの200%ではなく、75~80%程度です)。ただし、下手すると(その可能性はかなりありますが)、日本はデフォルトをせざるを得ない状況に陥り、国民は年金資金の相当部分を失い、塗炭の苦しみを味あうことになります。まあ、この辺が読める人は自分で防衛策をうちなさい、分からない人は「お気の毒に」とか「ごめんなさいね」というのが日本の最高指導者の本音ですね」 <転載終わり> だそうですよ。 まったく・・・今まで、私が払い込んできた年金掛け金を全額返せよ〜〜〜 今、年金給付されて暮らしている人で、掛けてきた額以上に年金をもらっている異様に長寿の人々のことはどうするかって??そんな人々のことなんか知らんわ。 松村氏は、今回のGPIFの操作は、株価を上げ、バブル起こし、日本の資産を高値にして売り抜けるためと見ておられる。しかし、同時に、日本にはデフォルトの可能性もあると見ておられる。 副島隆彦氏の『官製相場の暴落が始まる』は、GPIFのカネが狙われているということは、2013年から指摘しておられた。 GPIFに先だって、「ゆうちょ銀行」も「簡保保険=かんぽ」も、外債(米国債)に投資させられていることも指摘しておられた。やはり、いつも早いな、副島氏は。 「ゆうちょ・かんぽ」も「年金原資」も、米国債の購入にあてられ、アメリカに貢ぐことに蕩尽される・・・それが属国の運命なのか。 でもって、この米国債は、ドルの暴落によって紙くずと化す・・・と副島隆彦氏は予想しておられる。 今まで米国債購入のために使った1000兆円(おそらく)は消えて行くんだねえ・・・税金1000兆円以上によって購入された債権はすべて不良債権になるんだねえ・・・米国債購入のために使用された「ゆうちょ」や「かんぽ」や「年金」のお金は戻ってこないんだねえ・・・ しかし、「ゆうちょ」も「かんぽ」も「年金」もありません、というわけには行かない。誰が、「そうですかあ〜〜」って納得するか。 となると、政府は、国民がしぶしぶ納得するしかない理由を作らねばならない。大政治的経済的大変動大事件が、起こされねばならない。 そもそも国家債務を是正するには、4つしか方法はない。増税と、国家財政破綻(デフォルト)と、ハイパーインフレによる国家債務縮小=チャラと、大破壊大需要創出の戦争だわさ。 増税はもう今度の消費税10%で精一杯だろ。まあ、「消費税35%」にすれば、それを50年間維持すれば国家債務は消えるという説もあるけれども。 橋爪大三郎氏と小林敬一郎氏の対談『ジャパン・クライシス----ハイパーインフレがこの国を滅ぼす』(筑摩書房,2014)に、そう書かれているよ。 この本によると、国家財政破綻(デフォルト)もハイパーインフレも駄目で、ここは覚悟を定めて、50年間、高税に耐えるのが最も賢明らしい。 かもしれん・・・ 35パーセントの消費税ってさあ・・・・5,000円のものは6,750円になる。10,000円は13,500円だ。いっそ計算しやすいから、50パーセントにしたらどうか? そうしたら、高税に耐えるべき50年が、35年くらいに短縮するだろ。住宅ローンの一番長い時だって35年だぞ。50年は、あまりに長い!! この『ジャパン・クライシス』については、同じくFacebook友だちで、「副島隆彦の学問道場」の会員で、かつ「アイン・ランド読者会」のメンバーでもあるM氏に教えていただいた。Mさん、貴重な情報を、ありがとうございます〜〜〜♪ 持つべきものは、食いものくれる友と、情報くれる友である。 確かに、国家財政破綻するとIMFが乗り込んできて、無茶苦茶にされる。韓国やタイと同じことになる。国自体が外資に乗っ取られる。 「官製操作」して、ハイパーインフレーションにすれば、政府債務は縮小する。 だけど、郵便貯金や銀行預金は、預金封鎖される。「お引き出し」額が制限されているその間に「新円切り替え」がなされる。1,000万円は今の100万円の価値くらいになるんかしらん。 月額年金20万円入るはずだった人の年金は、月に7万や8万円という現在の基礎老齢年金並みの程度の額になるのだろう。 無茶苦茶ですねえ・・・これでは、死ぬしかない老人激増だ。営々と長年と積み上げてきた貯金や預金が消えるってことは・・・人生が否定されたのと同じことになる。 それがハイパーインフレよ。 それが、いやならば「戦争」だ・・・。 ハイパーインフレも、「戦争」もかなわん。やっぱり、高税しかないんかしらん。35%の消費税・・・ さてさて、1953年生まれの私は、戦争は経験しなかったけれども、いよいよ戦争みたいな大変動を経験するというわけだ。 結局、人間は、「リバータリアン」にならざるをえない。「リバータリアニズム」は絶望の思想だ。どんな大秀才の官僚や政治家でも、国家運営をうまくすることはできない。社会福祉国家なんか国家債務が累積し機能不全となる。 だけれども、政府は必要だ。政府を必要悪と考え、政府に依存しない自分を作り上げるしかない。 統治体に守られつつも、収奪されることを直視して生きて行く我が人生。晩秋の風が身に沁みる・・・ ところで、ところで、やっと報告できます!! 第5回「東京アイン・ランド読者会」主宰講演会の私によるアイン・ランド『水源』講演会は、9月14日の日曜日に、無事に開催され、無事に終わった!! なんと、なんと、「32名」もの方々が集まってくださった!! 感動だった。泣きそうだった。心の中でギャアギャア泣いていた。 (主宰者の佐々木一郎氏撮影です。今回も御世話になりました!!) 桃山学院大学時代のゼミ生も来てくださった。奥さんとお子さんを連れて会いに来てくださった。結婚したての新妻を連れてきてくれたゼミ生もいた。 学生時代にめちゃくちゃに今風にカッコいい美少年だった卒業生も来てくださった。数年見ない間に、大人の男性らしい顔つきになっていた。 沖縄は那覇から来てくださった桃山学院大学大学院の修了生もいた。最近「お見合い」したばかりだそうだ。御成功をお祈りいたします! 小学校の非常勤講師をしている卒業生も来てくださった。彼は、桃山学院大学卒業後に、他大学の科目履修生になり、小学校教諭の教員免許を得た努力家だ。早く教員採用試験に合格するといいね!合格したらお祝いしたげるからね! 修士論文作成の手伝いをさせてもらったことがある某大学の大学院生さんも来てくれた。今は博士論文作成中だ。いっしょにいたのは彼氏かな? 桃山学院大学の社会人聴講生の方も来て下さった。この方は、お弁当をよく私に差し入れしてくださった。忙しくて外食やインスタント食品の多かった私は、この方の差し入れてくださった心のこもったお弁当に随分と助けていただいた。 Facebook友だちの方々も来てくださった。 Twitterをしていたころにフォロワーになって下さった方も来てくださった。 SNSで、ほぼ毎日のようにヴァーチャルにおしゃべりしている方々の「本物」に出会うのは、実に奇妙で照れくさい。 女性は、みなさん、想定外に美しく知的だった(こういう言い方も何だが・・・)。 もちろん「東京アイン・ランド読者会」のメンバーの方々も来てくださった。受付とかDVD販売とかパソコン操作とか、気軽に手伝ってくださった。いつも、お世話をおかけします。 あの講演会の日に、私はこの指輪をはめていた。 (反対に写ってる・・・Ayn Randって読める??) この指輪は、「東京アイン・ランド読者会」のメンバーの彫金デザイナーの女性に御願して作っていただいたものだ。私の「還暦」のお祝いに、2013年に私の誕生日前に作っていただいたものだ。 写真の撮影の仕方がアホですが、実物は、さらに素敵ですよん!! この指輪を作ってくださった方も来てくださった。この指輪は、私の生涯の友です! 私が死ぬときは、この指輪をしています! 「副島隆彦の学問道場」の会員の方々もいらした。 2013年3月の「副島隆彦の学問道場」主宰講演会で、副島氏の講演の前座を務めたときの私の話を聴いたことがあるからという理由で参加してくださった方々もいた。 その中には、私の講演について御自分のブログに書いてくださった方もいる。ありがとうございます〜〜♪ 副島隆彦氏のお弟子さんの方々も来てくださった。おふたりとも、副島氏が編著の論集に御論文を寄稿しておられる方々だ。そのうちのおひとりは、弟さんまで連れて来てくださった。最前列で聴いてくださった。 アイン・ランドの『水源』が好きだから来て下さった方々は、もちろん、いらした。東京から来て下さった作家志望の若い女性もいらした。 その中には、プロの「プログレッシヴ・ロック」のバンドStarlessのヴォーカルの方もいた。 中には、「80歳になったらアイン・ランドの勉強しようと思ってきたのですが、まだ80歳前ですが、大阪でフジモリさんのご講演があると知ったので、参りました」とおっしゃったご高齢の上品な女性もいらした。 お母さんが日系アメリカ人で白人の御養女になられ、その白人の御祖父さんから「アイン・ランドはいいんだよ」と幼い頃から言われてきたという男性もいらした。 この方は、京都で評判の英語学校を経営しておられる。京都出身の同僚も知っている「知る人ぞ知る英語学校」らしい。単なる英語学校ではなく、「英語ができる人のための英語学校」だそーだ(3月に、その学校の偵察見学に行くつもりであるよ、私は)。 いろいろな方々が来てくださった。アメリカの大学院在学中にアイン・ランドを知ったという政治学研究者の方もいらした。弁護士さんもいらした。なんで弁護士さんが? ありがとうございました。ほんとによくお越しくださいました。みなさんにお会いできて良かった。 「20人集まって下されば、赤字にならずにすむんだけどなあ・・・会場賃貸料が出るんだけどなあ・・・」と小さな胸を痛めていた私は、定員35名くらいの会場にぎっしり人が埋まっているのを見て、ほんとに嬉しかった!!ありがたかった! 32人!!! 32人!!! 奇跡の32人です!! だって、カネにもならないし、どの株を買えばいいとかの話はできないし、予言できるわけでもなく、病気を治す情報があるわけでもなく、世界の仕組みを暴く説を紹介できるわけでもなく、ただアイン・ランドのことを話すだけの講演会だ。 その講演をする人間は、エリートでもなく、優秀でもなく、ただのアイン・ランドについて知ることや考えることを趣味としているだけの平凡な人間だ。 でも、32人の方々が、アイン・ランドの『水源』が好きということだけで、集まってくださったのだ。 感謝感激感動で、私の頭はボウッ〜〜となってしまった。 だから、講演内容は、言い間違いも多くて、シッチャカメッチャカになった。でも、言いたいことは全部言わせていただいた。 講演会が終わったあとは、もう体力が残っていなくて茫然としていた。 講演会後の難波のイタリアンレストランで開かれた懇親会には12名くらいの方々が参加してくださった。 みなさん静かに話すだけの、よくわからん12人だった。イエス・キリストじゃなくてアイン・ランドがいない12人だった。 お店のホールスタッフの若い女性が、「あの、なんの集まりなんですか?」とトイレに立った私に質問した。なんか、いかにもよくわからん12人だったのであろうな・・・・ 2014年9月14日日曜日の大阪は堂島ビルディングで開催されたアイン・ランド『水源』講演会は、まことに、私の「人生のハイライト」だった。 これ以上の幸福はない・・・と思える「人生のハイライト」だった。 これこそ、私の「人生のハイライト」だと思える数時間を過ごすことができた。アイン・ランドと『水源』について、しゃべり倒した3時間15分だった。 翌日からの1週間ほどは、私は幸福感に満たされていた。恍惚としていた。ぼんやりと初秋の青空ばかり眺めていた。 みなさま、ありがとうございました。 主宰者の佐々木一郎さんありがとうございました。 ところで、私は、あの講演会に出席してくださった方々に、あの講演のDVDを、もれなく記念にもらっていただきたいと思った。だって、私の「人生のハイライト」だから!! で、進呈させていただいた。 というか強引に送りつけた。すみません。 しかし、出席者の方々のうち9人ほどの方々が、送り先の住所を、「東京アイン・ランド読者会」の主宰者で、DVD制作販売者の佐々木一郎氏に連絡をしてくださっていない。 みなさま、もらってやって下さい、私の講演DVDを!!今からでも、佐々木氏のオフィスのアドレス(info@b-document.com)に御連絡下さいませんか?御住所を悪用することはないですから!! でもって、そうでないみなさま!!この「ランド節」の読者のみなさま!!どうか、私の「人生のハイライト」の講演を視聴してやってください!! お申し込みは、ここからです! さて・・・・私の「人生のハイライト」は終わった。 私なりの「お祭り」は終わった。 あとは地道に働き、地道に家事をして、地道に勉強するだけだ。 |